大嫌いで、大好きな君
「お母さん!浴衣着付けてー!」
学校から帰ってお母さんを呼んだ。
そしたらお母さんは、紺色の花柄の浴衣を持ってきてくれた。
「今やってあげるよ」
お母さんは笑顔であたしのところにきて着付けをしてくれた。
久しぶりに浴衣をきてあたしはテンションが上がった。
そのあと、メイクやヘアを整えてミユとの待ち合わせ場所に向かった。
「ゆーうー」
「ミユー」
あたしはミユのもとまで駆け寄った。
浴衣が崩れないように。
そしてあたしとミユは祭りのほうへ向かった。