大嫌いで、大好きな君
第5章
determination a secret
あの日から3週間がたった。
今はテストの期間が近くてみんながあわただしい。
でも、テストが終われば夏休みがやってくる!
「あー、夏休みだね、もう少しで」
「その前にテストあるけどね」
お気楽発言をしたミユにあたしが一言いれる。
それを聞いたミユの顔色が悪くなった。
「あー…やだやだ」
なんたって、ミユ勉強苦手だもんね。
あたしは普通にそれなりならできるけど
ミユ、昔から頭悪いから高校はいるのもぎりぎりだったし。
でも、なんとかがんばったからね、ミユ。
「一緒にがんばろ」
「うーん…」
ミユはめんどそうな顔をしてうなずいた。
そしてあたしはミユといつものように会話をしていた。