大嫌いで、大好きな君
次の日、目覚ましより先に目を覚ました。
あたしは水着を下に来て、メイクを始めた。
そして、時間になったのでミユとの待ち合わせ場所に向かった。
「いってきます…」
静かに玄関のドアを閉めて出かけた。
お母さんの声がおくから小さく聞こえた。
そしてあたしは歩き出した。
風が吹くと、あたしが薄くつけた日焼け止めのにおいがした。
いかにも、海って感じのにおい。
あたしは気分よく歩き出した。
待ち合わせ場所はバス停。
バス停が見えると、向こう側からミユもちょうど歩いてきていた。
あたしが大きく手を振ると、ミユも気づいて手を振り替えしてくれた。
「おはよ~」
「おはよー!」
「ゆう、水着着てる?」
「うん、着てきたー」
「あたしもー!はやくゆうの水着みたい!」
そんなことを言いながら笑いあってるとバスが来た。
あたしたちはそれに乗り込み、待ち合わせの駅まで行った。