大嫌いで、大好きな君




駅に着いてアユムたちと合流した。
ノゾミとユメノがいた。
そして男子4人と女子4人で海へといく切符を買い、電車に乗り込んだ。



電車の中では修学旅行みたいに、おかしを食べながら8人で盛り上がっていた。
もちろん、ノゾミはカイト君の隣にいたけど。
今日はアユムがすごい気を使ってくれてうれしかった。
そして、電車は海についた…。



電車を降りて、バスにのってしばらくすると海に着いた。
バスを降りると、潮の匂いがした。
じりじり照りつける太陽。
ひんやりとした風が頬をなでた。
海にきたんだと実感する。
そしてあたしたちは海に降りた。
荷物を置いて水着になりビーサンで浜辺に駆け下りた。




「わーー!!!」



「あおーい!」


あたりまえなことをミユと言い合って盛り上がった。
そんなことをしていると、男子もまざって皆で海に入った。
最初は男子はもぐったりしてた。
あたしはミユと焼けないように日焼け止めの塗りあいをしたりしていた。
そのあと、寝転んで合図とともに起き上がって棒をとるゲームをした。
あたしはアユムが挑戦を申し込んだので戦った。
あたしの勝ちだったけどね。




「アユム、おしかったね~」



「だろー、悔しい…」


アユムはそういいながら体の砂をはらった。
たまに、チラチラアユムを見る女性の視線を気にしていた。
そんなときアユムが




「そろそろ飯にするかっ!」




そしてあたしたちはご飯を食べることにした。
そして海の家であたしとミユはフラッペを食べた。
男子はガッツリ焼きそば食べてた。
ミユはいちご味であたしはレモン。
2人で交換しながら食べた。
そしてミユが



「昔、お祭り行ったときも交換したよね」



そう言った。

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