大嫌いで、大好きな君

always her...





それから、去年同様に学校に通った。
2年生になっても特に変わることはなく、いつもどうりの生活だった。
ただ違うのは、クラスだけ。
今はミユがいるし、仲いい子も多いしね。


始業式から2週間たった。
今日もいつもみたに学校に向かっていた。
今日はミユが寝坊したから先にいってほしいってメールが届いていた。
だからあたしは先に行くことにした。
そして、いつもの道を自転車で走っていた。




そしたら、脇の道から誰か出てきた。
よくみると同じクラスの零汰(レイタ)だった。
――――八城 零汰
小学校からの同級生。
成績良好。スポーツも得意。
人なつこい性格で明るい。
結構な毒舌の持ち主でもある。

小学校からクラスが離れてからあまり話していなかった。
でも、一応挨拶してみることにした。





「レイタ、おはよっ!」





「おお、おはよ!」




チャリで通り過ぎるあたしに、昔みたいな明るい挨拶をしてくれた。
あたしはレイタに笑顔をみせて学校にむかった。
そういえば、レイタと同じクラスだった。
しかも、席があたしの前の席だったかな。
< 6 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop