大嫌いで、大好きな君
そしていつものようにアユムに送ってもらった。
アユムは笑顔で帰っていった。
あたしはアユムを見送ると家に入った。
あたしは、このままでいいのだろうか?
このままアユムに甘えて、
辛い思いさせて…。
ダメだ…。
あたしはアユムと付き合っていてはダメなんだ…。
アユムを傷つける。
アユムをダメにしてしまう。
あたしは、やっぱり間違っていた。
そうだよ。
ごめんねアユム。
開放しなきゃね。
こんなあたしをスキになってくれてありがとう。
傷つけてごめんなさい。
きっとあたしが別れ話をすると傷つくだろうね。
…でも、これからあたしといると、
もっと、もーっと…傷つく。
だから…。
あたしはレイタを思うよ。
ずっとずっと思うよ。
諦めきれない、あたしの大好きな人。
レイタ…。
そのために、アユムを傷つけてしまう。
アユムはあたしの大切な友達。
だから、これ以上傷つけてはいけない。
ごめんねアユム
ありがとう…。
あたしはやっぱり
レイタがスキみたい…。