大嫌いで、大好きな君
涙は止まることをしらなくて流れ続ける。
いままでの悲しみが全部流れ出てくる。
アユムはあたしが泣き止むまで頭を撫でてくれた。
しばらくないてあたしはやっと納まった。
「ゆう、ごめん…。」
「あたしも、泣いて…ごめんね」
「ゆうの気持ち…わかった。納得できないけど…」
「アユム、ありがと…」
あたしはアユムにぎゅぅっと抱きついた。
微かに香るアユムの香水のにおい。
あたしが好きだったにおい…。
アユムはあたしの頭を撫でてくれた。
そして2人で屋上をばれないように出た。
時間をみると1間目が終わっていた。
あたしはアユムと教室に向かった。
「ゆうっ!」
教室に行くとみゆが駆け寄ってきた。
泣いたあたしの顔を見て驚いた顔をしたミユ。
アユムはあたしの頭に軽く手を乗せると友達のところに言っていつものようにおしゃべりを始めた。
アユム…、ごめんね。
ありがとう、分かってくれて。
そしてあたしは心配してくれたミユにいままでのことをちゃんと説明した。
ミユはうなずきながら話を聞いてくれた。
ミユは共感してくれた。
そしてあたしはミユの前でも少し泣いてしまった。
アユムバイバイ。
ありがとう…。
レイタをすきでいいよね…。