絶対彼氏


「待ち時間凄そうだなぁ」

ゲートから大行列の遊園地は30分くらい待たないと入れなさそうだった

「はぐれんなよ?」

そう言うと私の手を握りみんなが並んでるゲートとは違う方に歩き始めた

「どこに行くの?」

「秘密の入り口」

そう言うと誰も並んでいないゲートに立っている従業員に何か話始めた

そして話終えると従業員はゲートを開けて「どうぞ」と笑顔で言った

遊園地に入ると中は予想以上に混んでいた

「ねーねー、何から乗る!!」

「お前はしゃぎすぎだろ」

「はしゃいでないよ
あ、遊園地って言ったらジェットコースターだよね!
よし、ジェットコースターに乗ろうよ」

紫苑の手を引いて近くにあったジェットコースターへ

「遊園地なんて初めて来たー」

「今時珍しいな」

「だってお母さんは仕事が忙しいし、杏子姉も春香姉も学校とかあって連れていってもらえなかったし」

「ふーん」

「そう言えば何で待たずに入れたの?」

ずっと気になってたんだよね


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