絶対彼氏
「だってここ、準汰の祖父が経営してる所だから」
準汰に頼めば貸しきりにだって出来るけど?なんて言うけど…
ポカーンと開いた口が塞がらない私
だって普通に言うんだよ!
春山くんがここの経営者の孫だって
有り得ない!
「何なの…」
「いつまでボケッとしてんだよ」
デコピンをされてハッと我に返る
どうやら私が驚いてる間に順番が回ってきたらしい
「うわー楽しみだな」
「後で怖かったーとか言って泣くなよ?」
「それくらいじゃ泣かないし!」
そんな話をしているとジェットコースターは一番高いところへ
そしてそのまま急降下…
キャーなど声が色んな所から聞こえる
――――――――――
「き…気持ち悪っ…」
ジェットコースターに乗った感想は怖いの一言
「ん」
「ありがと…」
紫苑から水を受けとり一口飲む