絶対彼氏
駅に向かう途中、私は一軒のお店の前で足を止めた
(あ…可愛い…)
夜遅いため人はあんまり…いや、殆ど居ないけどお店自体はまだやっていた
売っているものはファンシーなぬいぐるみやら小物とか
「寄ってくか?」
「いいの?」
「まだ時間あるし、俺は良いけど」
「じゃあ寄ってく」
紫苑の許可を得て、私たちはそのお店に寄ることにした
「可愛い…」
中に入ると外に飾ってあった物以外にも沢山の種類があった
うーん、なんか欲しいなぁ
お店の中をグルッと一周して私はあるブースに目が行き、足を止めた
そこには“お守りコーナー”と書いてあった
その中でも
“これを持てば君に幸せが!夢見る乙女のヒツジ君”
は何故か気に入った
乙女なのにヒツジ君だし、キャラがなんか…可愛い
(よし、これ買おう!)
ヒツジ君を買うついでにマグカップ
この2つを手にレジへ向かった
「ありがとうございましたー」
レジでお会計を済ませるとレジの奥にある、一室の部屋が凄く気になった