絶対彼氏


お風呂に入ったあとベットに横たわり真っ先に呟いた言葉

「疲れた…」

あのあと、家に帰ったら杏子姉が作ったと言う悲惨な夜ご飯を目にした

杏子姉曰く、自信作だと言うがさっちゃんたちに食べさせるのが可哀想で、スーパーまで買い物に行き夜ご飯を作った

その後色々やっていたら気がつくと10時に…

「杏子姉の料理はいつ見ても凄いな…」

あの凄さ、思い出したら笑えてきた

――――コンコン

「るーりー。入って良い?」

「いーよ」

風呂上がりらしい杏子姉
柑橘系のような甘い匂いがするなぁ

「もー、いきなり泊まるとか紫苑くんから聞いてビックリしたわよー」

「あはは、ごめんごめん。
なんか紫苑の家に誰も居なくて、妹の世話とか見てほしいって言われてさ」

「そういう理由ならしょうがないけど…」

「今度から気を付けるから」


何を気を付けるんだろー(笑)
自分で言っててよく分かんなくなってきた


「ま、でも…お姉ちゃんとしては瑠璃が恋してるなら良かったって思ってるんだー」

「え?」


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