絶対彼氏
第二章

雨宿り




次の日、いつもより少し早く目が覚めた
なんだか胸騒ぎがしたが気のせいだと信じた

杏子姉たちの分の朝ごはんとお弁当をつくり制服に着替える

朝ごはんを食べながらいつも通りテレビを見る

「蠍座のあなた。今日の運勢は最悪。忘れ物、落とし物に注意。ラッキーアイテムは黄色のハンカチ」

「なんてこった…」

占いを信じるわけではないが最下位だと流石に信じてしまう

あ、杏子姉起こさないと

私はお皿をシンクに置きにいきついでに杏子姉たちを起こしに行く

「杏子姉ー、和くん、さっちゃん!朝だよ!」

バッと布団を剥ぎ取れば眠そうに起き出す子供2人
だが肝心の姉は起きない

「杏子姉ー。時間!私遅刻しちゃうから起きて!」

「もー、うるさいわねー」

そう言いながら起きる姉にため息が漏れる

「杏子姉。私学校行くから後のことはよろしくね」

「はいはい」

ダルそうに返事をする杏子姉に後ろ髪を引かれながら学校へいく

人があまり登校してない時間に学校へついた
…早く来すぎた


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