絶対彼氏
「はぁ…」
ため息をついて憂鬱な気分で居ると明るい声が聞こえた
「るーりー!おはよっ!」
ひょこっと私の前に顔を出してきたのは紗季だった
「あ、おはよ…」
「どうしたのよ〜?
そんな浮かない顔しちゃって」
「んーいろいろあってさ…」
「もしかして王子のこととか?」
何故かこういう時だけ紗季の勘は鋭い
「まぁそんなとこ…かな?」
「私で良ければ話聞くよ〜?」
「ありがと…、でも今はまだ大丈夫かな?」
「無理したら駄目だよ?
ストレス溜まると体に良くないんだから」
なんかいつも以上に紗季が優しい…
絶対裏がありそう…
「紗季…何か裏があるよね?」