絶対彼氏

「あ…あるわけないじゃん!?
親友が悩んでるから聞いてあげようと思っただけだよ」

「紫苑とそんなに喋りたいの？」

「そりゃ勿論喋りたいよ！
だから今日からは瑠璃に優しくし…はっ!?
い…今の聞かなかったことにして！」

「喋りたいから私に優しくしたんだ〜。へぇ…」

「ごめん！嘘だから」

「紫苑に頼んであげようか？」

「え…え!?ま…マジマジマジ!?」

「あーうるさいな…。頼んであげるよ。
嫌だって言われても知らないけど」

「瑠璃様だ！マジで瑠璃ちゃん神！
ほんっと大好き」

そう言って紗季は私に抱きついてきた

「暑いから離れてよ、もう」

ピロロロロン♪

紗季を離すのに手間取っていると携帯が鳴った
メールが一件あったので開くとそこには…


〔From:王子〕
〔Sud:無題〕

昼放課、昨日の教室で待ってろ
　　　　-End-