絶対彼氏
「うん。部活だよ」
「じゃあ、終わったら一緒に帰らない?」
「いいよ!」
紗季はテニス部、私は演劇部
特に演劇に興味があったわけでは無いけど、楽しそうだからという理由で入った
中学までは音楽系の部活にはいってたからたまには違うのに入ってみた
好奇心だ
どうでも良い話をしていたら授業の終わりを告げるチャイムがなった
あとはホームルームで終わり
担任は入ってくるなりこう言った
「体育大会の実行委員を誰かやってくれー」
「えーめんどいー」
「いいじゃん!適当で」
先生の一言にクラスからブーイング
「めんどいとか言うなー。
誰もやらないならくじ引きだ」
そういうとどこからかくじを取り出し1人ずつ引いていかされた
「るーり。どうだった?」
先にくじを引き終わった紗季が私のところへ来た
手に持っているくじを見るとはずれだったらしい
「おーい、瑠璃?聞いてる?」
「…最悪…。当たった…」