絶対彼氏
そう言って笑った
「つーか実行委員とか何やるわけ?」
「体育祭の準備とかじゃない?」
「うわ、めんどくせー」
「だよねー」
そんな話をしていると教室へ着いた
中にはいるとちらほら人が集まっていた
「4組は真ん中の真ん中の席に座れ」
「先生、真ん中の真ん中の席って意味分かんないっすよ」
市川くんが適切に突っ込みを入れる
「うるせぇ、反論するなー
だからそこだっつーの」
先生は席を指差した
最初から指差してくれれば良いのにわざわざ変な言い方しなくても…
そんなくだらない事を思いながら席に着いた
「遅れてすいません」
私たちが席に着くと同時に最後のクラスが入ってきた
「8組は4組の前の席だー」
そう言われて座る8組の方々
でもその面影に見覚えがあった
「あ、るーちゃんだ♪
るーちゃんも実行委員だったんだね」
「零菜もなんだ!
やったー。これで楽しくなる」
零菜の隣の人に視線を向けた
だがその人を見てぱっと視線を反らした
………なんで居るの……?
「成宮さんも実行委員なんだね」
爽やかに笑う彼
最悪…
「あはは…そう言う須藤くんもこんなめんどくさい事よく引き受けたね」
「赤月さんに無理矢理誘われてね」
苦笑いする紫苑
う・ざ・い☆