絶対彼氏


納得していいの!?

心の中で軽く突っ込みを入れながら先生の話しに耳を傾けていた

「配役は
人魚姫…前川。
王子…末弘。
人魚A…笹田。
人魚B…束元…」


配役はすべて3年の先輩
2年は大道具係、1年は衣装係だ

でも一応皆に台本が配られた

「先生、この所々なにも書いてない所は何ですか?」

「あー、そこはアドリブでやれ」

「山ちゃん、適当すぎだよー」

山ちゃんとは顧問、山村先生の事だ

「適当じゃないぞー。
これでも皆の想像力を広げるためにわざとやってるんだ。
わざとな」

わざとってそんな強調して言わなくても良いよね…

「よし、じゃあ1年と2年は各自やること決めて取り組めー」

「衣装作りって何やれば良いんだろー?」

「分かんないけど楽しそうだよね♪」

「あ、いい忘れたが1年はファッション部と共同で作業だからな」

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