絶対彼氏
――瑠璃side――
「ねぇ別れよ」
「は?何言ってんの?
お前みたいなブスに他の男なんて寄ってこねーぞ?
しょうがなく付き合ってるんだから別れるとか言ってんじゃねぇよ」
彼はそう言うと私の事を殴った
パッと目を開けるとそれが夢だと言うことが分かった
「最悪…、何であんな夢見ないといけないのよ…」
思わず左頬を押さえる
「頬なんて押さえて虫歯か?」
聞いたことのある声が聞こえ上を見上げると優雅にコーヒーを飲んでる紫苑が居た
「なんでいるのよぅ」
「暇だから」
「あっそ…。授業行かないでいいの?」
「お前だって授業受けずに何やってんだよ?
半袖でこんなところに居たら風邪引くぞ」
「授業受けようがサボろうが私の勝手だし
それに半袖でも温かいもん…ってさっきまで寒かったのに…これ紫苑の…?」