絶対彼氏


「紫苑の方が変だよ
第一私は普通なんだから」

「変じゃないし、俺はただカッコいいだけ
何かが普通じゃない」

「ナルシスト!
普通よ、普通」

ポケットの携帯で時間を確認するとちょうど昼放課
ヤバッ、寝すぎた…

よろよろっと立ち上がりスカートを祓いながらドアの方に歩いていく

「兎に角私は普通なんだから」

振り返り紫苑に向かってそう言う

今日は何食べよっかなぁ
クリームパンと…オレンジジュースでいっか

急いで購買へ向かい昼ごはんを買って近くにあった資料室へ
この資料室は古い資料室だからあまり人の出入りはない
だからゆっくり食べれた

「紫苑、今までどこに行ってたんだよ」

廊下から紫苑を呼ぶ声がした

「サボってただけだ」

少し遠いところから紫苑の声が聞こえた
あの紫苑が素で話しかけるなんて誰だろう?

そーっと締め切っていた扉を開けて廊下を見てみる

んーよく見えないけど取り敢えず背の高い男の子って事だけは分かった

「はぁ、また成宮さんだっけ?
その人の事困らせてたんじゃないよね?」

「別に困らせてた訳じゃねーよ
つーかお前に関係ないだろ、準汰」

あの準汰って言う人何で私の名前知ってるの?


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