絶対彼氏
腕を見ると血が固まりかけてた
「せんせー、怪我人…って居ないし」
ちょっと出掛けます
怪我人は自分で手当てを
と机の上に貼ってあった
「成宮、そっちに座って」
「あ、うん」
市川くんは普段先生が座っている所に座り私は、その向かい側に座った
「手見せて」
「自分でやるからいいよ」
「いーから見せて」
渋々腕を市川くんに見せる
「結構深いな…しみたらごめん」
消毒をつけた脱脂綿を傷口に当てる
「いった-…」
さっきまでは痛くなかったのに消毒をした瞬間激痛が…
「出来たぞ」
「うわぁ、ありがとう
超包帯の巻き方綺麗だね」
「捻挫とかした時によく巻いてるからな」
「バスケ部だもんね」
テキパキと救急箱を片付ける市川くん
「もう授業終わりだしこのままここに居るか」
「ごめんね…私のせいで授業が受けれなくて」
「理科苦手だったからちょうど良かった」