絶対彼氏


「いらっしゃいませ」

いかにも愛想笑いの店員に紫苑が…

「この子に似合いそうな服を…三着ほど選んでください」

ニッコリと店員に笑顔をむける
きっと店員のから見たらかっこいい王子様なのに、なぜか私から見ると悪魔に見える……

「かしこまりました!
暫くお待ちください」

顔を赤らめ私の手を引っ張って試着室へ

あー紫苑に騙された
何が妹よ、私のことじゃない

着せ替え人形のように店員に服を色々と試着させられること数十分…

「お待たせしました」

一着は着たままでもう二着は店員が持っている

「…選んだやつ全部ください」

「ねぇねー、誰がお金払うの?」

「俺以外に誰がいるわけ?」

「私がいるじゃん」

私もお金くらい持ってるから払えるし


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