ひなたぼっこ~先生の、隣~【高橋先生と、生徒たち】
「…先生」
準備室から出て行こうとする妹尾を、後ろから抱き締めた。
「妹尾…もう風邪ひくなよ?」
「え…あ…はい。気をつけます」
「お前がいないと、安らげる場所がない」
「…はい」
「…好きだよ。泰葉」
耳元で囁くように言うと、妹尾の体温が一気に上昇したのがわかった。
「…私も…」
消えてしまいそうな声で返事をした妹尾が、愛おしい。
グイッと、こちらを向かせキスをした。
「ん…ん」
会っていなかった間を埋めるように、長く…深く…