双子王子とお姫様
「少なからず、あれは俺のせいだからな…。今日のことも含めて謝るわ。ごめん…。」

『…いいよ。許してあげる。』

「い、いのか?」


亮助が凄く真剣に謝ってくるもんだから、意地張って許さないでいるのも何か辛くなった…。それに1番の理由は、


『覚えててくれてたから。』


「…?」

『ちゃんと、自分のやってしまったことを覚えてくれてたから。それだけで私は充分!だから、一応許してあげる!』


私がそういうと亮助は小さい声で、


「…サンキュ」


と言った。その時の亮助の顔が可愛かったのは私だけの秘密にしておこう…。



でもただじゃ許してあげない…。

『その代わり、今度パフェおごって!』

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