紅ずきんちゃん

紅ずきんちゃん

あるところに、紅という女の子がいました。

彼女はいつも赤い頭巾を被っていたので、皆に『紅ずきんちゃん』とよばれ、からかわれていました。

義母さんも、家でさえ脱がないので怒っていました。

ある日、義母さんが紅に

「赤ずきん、このパンを森にいるおばあさんに届けてきておくれ。」
(ふふふ…おばあさんは森にいないし、狼がでるらしいからこいつが喰われれば、保険金が入るし厄介払いができるわ。)

と内心酷いことを思いながら、パンが入ったカゴと森までの地図を渡しました。
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