学園プリンセス☆【短編集】
「しーちゃんは自覚がなさすぎる。」
ふんわりした笑顔からまた引き締まった顔へと戻る。
なんだかやけに色っぽい。
「……自覚って…何よ。」
自覚なんて…そんなの…
とっくの昔に……
「…幼稚園の頃…引っ越してきた時。
隣の家にはお姫様がいた。
ちょっと妄想暴走癖があったけど、そんなところが愛らしいお姫様。
そんなお姫様を俺はすぐに好きになってしまった。」
…………
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