この手を繋いで。~実話 第一章~



翌日。
ようやくご飯を完食するようになった。
やったね! 



でもやっぱり、皮膚移植は避けられへん
みたいやな。



どんや方法でするんかはわからへん
けど、うちは1日でも早く、
痛みから解放されることを願ってる。



朝陽のために出来ることがあるなら
なんだってするよ。



朝陽が出来ないことをしてあげる。
支えてあげる。

 

年が明けて、うちは神社にお参りに
行った。



朝陽の健康ばっかりお願いして、
【身体健康祈願】のお守り片手に
病院寄ったら。



うちは絶句した。







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