この手を繋いで。~実話 第一章~



あの再会は、うちにとっては奇跡
やったんやで。



ああやって、朝陽が声をかけてくれな
うちは気付いてなかったんやから。



ああやって、朝陽が勇気を出してくれた
おかげで、うちらは今も繋がってる。



笑い合ってるし、支え合ってる。



手を取り合ってる。



こうやってまた、2人で歩けることが
どれだけ幸せなことか。



隣には普通に朝陽がおって、
手を繋いで歩いてる。



たったこれだけのことが、
何よりも嬉しくて、泣けてくる。







< 72 / 91 >

この作品をシェア

pagetop