この手を繋いで。~実話 第一章~
あの再会は、うちにとっては奇跡
やったんやで。
ああやって、朝陽が声をかけてくれな
うちは気付いてなかったんやから。
ああやって、朝陽が勇気を出してくれた
おかげで、うちらは今も繋がってる。
笑い合ってるし、支え合ってる。
手を取り合ってる。
こうやってまた、2人で歩けることが
どれだけ幸せなことか。
隣には普通に朝陽がおって、
手を繋いで歩いてる。
たったこれだけのことが、
何よりも嬉しくて、泣けてくる。