この手を繋いで。~実話 第一章~



それと、つくづく思ったけど、朝陽は
顔が優しいな。



微笑んだ顔とか、優しさが滲み出てる。



うちが好きな顔や。大好きな顔。



ずっと見てたいな。



『なぁ、朝陽のんもちょうだい。』



『じゃあ、真希のんも。』



欲張りなうちらは、ハンバーガーを
交換して一口食べ合う。



そしたらな、絶対、朝陽は口元に
ケチャップつくから拭いたるねん。



わざとやろ!って毎回突っ込みたく
なるねんけど。








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