モテモテ★HighSchool~u ♡ n ♥ meiの出逢い~

脅し

私が一人で呟いていると、人の気配を感じた。
ドアを開けると雅人が立っていた。


「また、ヤッたんだ」


「何言ってるの。そんな訳ないでしょ」


「言いつけちゃおっかな。真中先生と宮崎先生に」


「だから先生と私はそんな関係じゃないって
言ってるじゃない。変な想像しないでよ」


「俺の部屋にまで聞こえてきたよ。君が感じてる時に出す声」


「そんなの聞き間違えよ」


「俺がお前の声聞き間違えるわけないだろ?
さっきヤッたばかりなんだから」


「変な事大声で言わないでよ」


「じゃあ、学校まで一緒に行こう」


「何でそうなるの?」


「だって先生との事黙ってて欲しいんだろ?
だったら口止め料代わりに俺の彼女になれよ」


「何それ。お前の秘密握ってるから俺の言う事聞けなんて
男として最低」


「最低でも何でもいいから。俺と一緒に行くんだよ」


私の腕を掴み、部屋から引っ張り出そうとする雅人。


「離してよ!私は一人で行きたいの!」


「一人で行って、他の男に目つけられたくないんだよ」


「いいじゃん。私、いろんな人からモテたことないから1回でもなってみたいわ」


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