モテモテ★HighSchool~u ♡ n ♥ meiの出逢い~
近藤春樹
入学式が終わり、教室で一人で一番前の教卓に近い席に座り、ノンビリしていると春樹先生が教室に入ってきた。
「あれ?…雪?何でこんな所に居るんだよ?」
「もう私の名前覚えてるんですか?」
「何言ってるんだよ。……もしかして俺の事覚えてない?」
「何言ってるんですか『覚えてる』『覚えてない』とかではなく今日会ったばかりじゃないですか?」
「そっか覚えてないのか。実は俺達深い関係なんだ」
「深い関係?」
「今から17年前俺の実家の隣に引越ししてきたのはお前の両親だ」
「えっ?先生の実家ってマンションなんですか?」
「ハッ?一軒家だよ」
「ウソ?私って一軒家に住んだことあったんですか?」
「うん。でもお前が3歳の時出て行っちゃったけどな」
「それなのに私の事覚えてたんですか?」
「さっき、名前見て思い出した。お前がお母さんと一緒に居る姿見て確信した」
「そうなんですか」
「お前が生まれたとき、俺は小学生で初めて赤ちゃんに触った。
気がつくと、俺は学校から帰ってきたらすぐに
お前の家に居座ってお前の面倒ばっかり見てた。
他の人から俺の本当の家はお前の家だって勘違いされるくらいに」
「面倒ってどんな事してたんですか?」
「オムツ替えたり、泣くお前をおもちゃであやしたり、
お前のお父さんと一緒に風呂に入れたり」
「いやぁ!私の裸見たって事ですか?」
「赤ちゃんだったんだからそんな大ごとじゃないだろ?」
「3歳になるまでずっと私の面倒見てたんですか?」
「うん。お前のいい遊び相手だった」
「私の着替えは手伝ってないですよね?」
「手伝ったに決まってるじゃん」
「もうイヤだ。恥ずかしい」
「そんなに恥ずかしがるなよ」
「それにしても大きくなったな」
「当たり前じゃないですか。もう高校生だし」
「そうだよな」
「先生は何で『先生』になったの?」
「それはお前のおかげだよ」
「私のおかげ?」
「お前みたいな子供の時素直だった子が
高校に入ってドンドン変わって行っちゃうのは辛くて、
それをどうにか止めさせる方法はないかって考えて教育の道に進もうと思って」
「随分深い信念だね」
「あれ?…雪?何でこんな所に居るんだよ?」
「もう私の名前覚えてるんですか?」
「何言ってるんだよ。……もしかして俺の事覚えてない?」
「何言ってるんですか『覚えてる』『覚えてない』とかではなく今日会ったばかりじゃないですか?」
「そっか覚えてないのか。実は俺達深い関係なんだ」
「深い関係?」
「今から17年前俺の実家の隣に引越ししてきたのはお前の両親だ」
「えっ?先生の実家ってマンションなんですか?」
「ハッ?一軒家だよ」
「ウソ?私って一軒家に住んだことあったんですか?」
「うん。でもお前が3歳の時出て行っちゃったけどな」
「それなのに私の事覚えてたんですか?」
「さっき、名前見て思い出した。お前がお母さんと一緒に居る姿見て確信した」
「そうなんですか」
「お前が生まれたとき、俺は小学生で初めて赤ちゃんに触った。
気がつくと、俺は学校から帰ってきたらすぐに
お前の家に居座ってお前の面倒ばっかり見てた。
他の人から俺の本当の家はお前の家だって勘違いされるくらいに」
「面倒ってどんな事してたんですか?」
「オムツ替えたり、泣くお前をおもちゃであやしたり、
お前のお父さんと一緒に風呂に入れたり」
「いやぁ!私の裸見たって事ですか?」
「赤ちゃんだったんだからそんな大ごとじゃないだろ?」
「3歳になるまでずっと私の面倒見てたんですか?」
「うん。お前のいい遊び相手だった」
「私の着替えは手伝ってないですよね?」
「手伝ったに決まってるじゃん」
「もうイヤだ。恥ずかしい」
「そんなに恥ずかしがるなよ」
「それにしても大きくなったな」
「当たり前じゃないですか。もう高校生だし」
「そうだよな」
「先生は何で『先生』になったの?」
「それはお前のおかげだよ」
「私のおかげ?」
「お前みたいな子供の時素直だった子が
高校に入ってドンドン変わって行っちゃうのは辛くて、
それをどうにか止めさせる方法はないかって考えて教育の道に進もうと思って」
「随分深い信念だね」