モテモテ★HighSchool~u ♡ n ♥ meiの出逢い~
人気のない男子トイレの隅に移動する。

「どうだ?英学部。気に入ったか?」

「なんか独特な雰囲気だね。映画、字幕とか出てないの?」

「出てるわけないじゃん」

「それじゃあ分かるわけないじゃん」

「ここにいる子達はきちんと理解してるよ」

「私よりこの子達のほうが大事なんだぁ?」

「そんなイジワルな事言うなよ」

「じゃあ、春樹が隣にいて映画の内容、
解説してくれる?」


「そんなの意味ないだろ?」

「じゃあ、ここで見る前日とかでいいから
寮で一緒に見て、その時に解説して」


「それじゃ、カンニングと一緒じゃん」

「別にテストじゃないんだからいいでしょ?
春樹ってそんなにイジワルだったっけ?」


「イジワルじゃないよ」

「それを許してくれるまで……Hしない!!」

「どうしてそうなるんだよぉ!」

「春樹は、私が落ちこぼれのままでいいの?
もしそれが原因でいじめられてもいいわけ?」


「そんな事言ってないだろ?
雪をいじめる奴なんか取っちめてやる」


「嬉しいよ。春樹」

「だからHしてくれよ!」

「どうしよっかなぁ???」


春樹は壁に私の背中を勢いよく押し付ける。
両手をからませ、舌を無理矢理私の口の中へ入れてくる。
息が出来ないくらいの長い時間キスが続いた。


「もう……やめて」

「ハァ……いいじゃん。もっとしたい」

「学校ではしないって……春樹が言ったんじゃない」

「この前はお前が無理矢理してきただろ?そのお返し」

「許してくれるまで……しないって今言ったじゃない」

「そんなの雪が勝手に言ってるだけ……
好きだよ、雪」


この言葉を聞くと、心(=身体)を許さずにはいられない。


「もっと私を愛して……」

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