貴方を想う時、雨に恋する
ー‐ー‐ー
『どうしよう…』
電話を切ったあと、激しい後悔に苛まれる

結局、家の場所も教えてしまったし

うぅ…と考え込んでまた熱が上がってきた気がした

ベッドに入って布団に包まる。
現実逃避のように静かに目を閉じようとした時

「萌〜、お客様よ」
下から呼びかけるお母さんの声にガバッと身体を起こした
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