アイツに彼氏が出来た。
「オイ!!お前ら…」



ドパパパパ、パンッ!!!!

襲われたのかと思って、身構える。

一瞬、テロ組織だかマフィアとかが襲撃しにきた、などと稚拙な妄想が頭をよぎってしまった。


が、俺に向けられているのは銃などという物騒なものではなく。
よく、祝い事に使用されるカラフルなクラッカー。

黒い強面の兄ちゃんの代わりにクラッカーから出てきたリボンが俺目掛けて降ってくる。


「「お誕生日おめでとう!!透」」


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