四季の恋
高校生
―春真side―
おい.おい…っ
今日は入学式っていうのに
まだ気持ち良くねてやがる…
「ふゆっ
お前早く起きろよっ!
今日何の日かわかってる?」
「んーっ?はるちゃ…ん
あっ!!
ヤバイっヤバイ―――っ」
ふゆは起き上がって
バタバタし始めた。
「早くしろよっ?
なつとあ…きは
まだ寝てるかぁ…っ
外で待ってるから!」
俺はため息つきながら
言った。
「ごめんねっ
すぐ行くから―――っ」