5通のラブレター
変化
もう2ヶ月が過ぎようとしていた。
凜歩は毎日のように私のところに来てその日の出来事を話してくれた。
今日は部活の練習試合で3点決めたとか、先生のカツラが飛んでいっちゃったとか、友達と殴り合っちゃったとか、悲しいことから楽しいこと全て話してくれた。
私の毎日の楽しみが凜歩の出来事を聞くことだった。
「それでさ!アイツちょー派手にコケてたんだよ!」
「本当に!?(笑)」
「俺ら大爆笑しちゃってさー!(笑)」
「私も見たかったなー!」
「あっ、そういや莉音は高校に行ったことないの?」
「うん。受験もしてないからさ‥」
「ならさ!俺の学校見学しに来ない?みんないい奴らだし!」
「いいの!?」
「当たり前♪みんなに俺の彼女って自慢してやる!」
「‥//それはいいよ//」
「可愛いな!」
そう言っていっつも頭撫でてごまかす!
でもそれも嫌いじゃないなー。