5通のラブレター
「びっくりしたー‥いきなり声かけないでよ!」
「ごめんごめん(笑)さっきからブツブツ言ってるからさ!」
「凜歩くんには関係ないでしょ!もう!」
「そんな怒んなって!可愛い顔が台なしだぞ?」
−ドキッ
「///‥な、なに言ってんの!?」
「本当のことだし?てか"凜歩くん"じゃなくて"凜歩"でいいよ。」
「り、り‥ほ?」
「でも女っぽくてちょっと自分の名前嫌なんだよなー‥はは」
「じゃあ、呼ばない方がいいでしょ?」
「莉音には呼んでほしいから。」
"莉音"いつの間にかそう呼んでいた。
何だか照れるなー‥。
しかも莉音には呼んでほしいって‥私勘違いしちゃうよ‥
「じゃあ凜歩って呼ぶね?」
「頼むよ!!ニコッ」
−ドキッ
うわー!!!やばいよ!!!
そんな笑顔向けないで!!
おさまれ私の心臓!!!
おさまれ私の気持ち!!!
「莉音。」
「は、はい?」
真面目な顔で名前を呼ばれてなんだか胸騒ぎがした。
なんだろう‥。
何か起きる‥。