【完】風に恋をする。






ー風馬sideー



「よぉ」

「…うっす」

ベンチに座っていると、啓が話しかけてきた。


「風花チャン、応援来てんね」

「まぁ…」

「調子は?」

「そこそこ」

「結局5000なんだ」

「今更だろ」

「健は三位かなー」

「ふっ冗談」

「…まさか、それ以下?」




「バァカ、それ以上に決まってんだろ」





「…ッ!!」




啓は悔しそうな顔をする。









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