【完】風に恋をする。
「風花、つき合ってください」
感謝以上のこのキモチ。
もう、抑えられない。
「で、でも…っあたし…
あと一ヶ月しか…っ」
「うん、知ってる」
「それに…っ、それに…」
「風花が体弱くたって関係ない。具合が悪くない女を好きになるんじゃない。
風花だから、好きになったんだ」
静かに涙を流す風花をみて、俺はそっと優しく微笑む。
「どんな風花だろうと、
俺は、野村風花が好きだよ」
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