【完】風に恋をする。






「後悔、してますか」





俺がそう聞けば、立川さんは、ニッと笑った。

「んなもん、しすぎて忘れたよ」

その言葉に…俺は、何も言えなかった。


「ごらぁ!! 健!! もっと腕振れ、腕!!」


でも…


後悔で満ちたはずの心を支えたのは、きっと…










”陸上”なんだと、思った──…。











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