+Black Blood.
「ぅ・・・・・・・・・」
空羽が少し、顔に皺を寄せた。
空羽の手首は、真紫の痣。
(掴みすぎた)
ぐったりと、汗ばんだ身体を俺に預ける空羽。
「もう嫌だ」
「それ2回目」
がぶ、と俺の首を噛んだ。
「痛いって」
「ざまぁみろ」
「動物か空は」
そう毒づいてるけど、内心カワイイとは思う。
「動物みたいなモンだろ。
どっかに入れられて、何不自由なく育てられる。んで、好きな時に出されて、また遊ばれて。いつだってそうだった」
「俺のコトぉ?まぁ二人には環境が悪かったかもしれないけど、ソレのおかげで今生きてるんでしょ」
「お前から逃げたときに、俺だけ捕まったんだよ。変態に」
そう言っている空羽の顔は、生き生きしていた。
「その変態、好きなの?」
「尊敬はしてる。まぁ、仁叉と同じ様な人間」
「ソイツがかくまってたのかぁ・・・
俺ずっとお前の事捜索してたんだよ?」
「だとは思ったけど。」
「ま、空羽と羽牙祢はどう足掻いたって軍の狗だけどね・・・・」
「フン」
ぐい、と俺の胸を押し、逃げようとする。
「エスケープ?」
「お前なんか嫌いだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
空羽が少し、顔に皺を寄せた。
空羽の手首は、真紫の痣。
(掴みすぎた)
ぐったりと、汗ばんだ身体を俺に預ける空羽。
「もう嫌だ」
「それ2回目」
がぶ、と俺の首を噛んだ。
「痛いって」
「ざまぁみろ」
「動物か空は」
そう毒づいてるけど、内心カワイイとは思う。
「動物みたいなモンだろ。
どっかに入れられて、何不自由なく育てられる。んで、好きな時に出されて、また遊ばれて。いつだってそうだった」
「俺のコトぉ?まぁ二人には環境が悪かったかもしれないけど、ソレのおかげで今生きてるんでしょ」
「お前から逃げたときに、俺だけ捕まったんだよ。変態に」
そう言っている空羽の顔は、生き生きしていた。
「その変態、好きなの?」
「尊敬はしてる。まぁ、仁叉と同じ様な人間」
「ソイツがかくまってたのかぁ・・・
俺ずっとお前の事捜索してたんだよ?」
「だとは思ったけど。」
「ま、空羽と羽牙祢はどう足掻いたって軍の狗だけどね・・・・」
「フン」
ぐい、と俺の胸を押し、逃げようとする。
「エスケープ?」
「お前なんか嫌いだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」