+Black Blood.
そんな世の中で、咎を犯して刑務所に送られた無花果。
(クッソ・・・・・・・・・・眠ぃ・・・)
拷問の様な取調べの疲れが溜まっていたようで、睡魔が襲ってくる。
敢無く、睡眠に入る無花果。
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「ん・・・・・・・・・」
鉄格子の向こう側が、明るい。
少し頭を回転させて、勢い良く無花果は飛び上がった。
「がっ・・・・・・・!!!!!」
が、激痛でまた床にへ垂れ込む。
(寝てた・・・・・・・・)
ごろん、と横になったまま向こう側を見る。
「・・・・・・・・・・・」
牢の端っこのほうで、黒い塊。
(・・・・・・・・・・・零・・・・・・。)