+Black Blood.
そして、向かいの零も立ち上がった。




「・・・・・・・・・・・・・・・・・・え、何だよ」



「・・・・・・・・・お前、ちっさ。 」




ぐい、と顎を上げて零を見上げる無花果。





「零がデカすぎんだよ。」


「イヤ、でもこの小ささは異様だろ。


何か男なのに小っさいって不安だから俺のパン食えよ。」



「はぁ?!いらねぇよ!!!」



「お前俺の胸ちょい下位しかねぇじゃん」


「生まれつきだよ!悪かったな、小さくて!」



眉間に皺を寄せ、ジュースを飲みながら座る無花果。




(確かに俺は小さいけど。んな同情はいらねぇ!)




ズズズ、とジュースを吸い上げた。





その姿を、何だか同情気味の目で見る零だった。



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