+Black Blood.
「え、あ?俺も初めて気付いた。昨日のか・・・・」

「・・・・!!昨日に何があった!!」



「一緒に寝ただけ(猫付属)」



「お前等もうそんな関係になったの?!」

「あ?何が?でも気持ちよかった(猫の毛が)」

「・・・・・・お兄ちゃん悲しいいい」


※真実、黒猫挟む川の字


「いや、そんな話で連れてきたんじゃ無いや。」

「あぁ。」

「零くんの事なんだけどね。」

「・・・・・・・」

「あの乱闘があってからのその後、苦労したみたいだよ」



乱闘、と言う言葉が発せられた瞬間、無花果が黙る。




「ちょっとデータ使って調べたんだけどさ。零くん収容所に入る前は殺し屋?してたみたいじゃん」

「ハ?何それ・・・・」

「ま、この時代には少なくは無いんだけど。依頼を受けたら金と引き換えに殺りに行く・・・・・・位な」


(ちょっと待て、それって・・・・・・・)



「たまたま逃げて行った所がそう言う仕事の会社だったんだよ。つまり。


そんな危険人物、軍は今すぐに抹殺命令なんて出せるんだ。」





くすりと嗤う仁叉。




「何だよ、そんな汚い情報で俺を服従させたいのか?」

「あ、釣れないなぁ」

「お前の言う、“理想の空羽”になってほしいんだろ?」



がぶり、と仁叉が無花果の鎖骨に噛み付く。



「・・・・・・痛ぇ」



出来た歯型に眉を寄せる。




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