+Black Blood.
「すきなんでしょ、零くんが。」
「あぁ?何でそうなる」
「顔が物語ってる」
「五月蝿い。」
ぐいいとネクタイを絞める無花果。
「そこでさぁ。空羽ね。」
無花果の肩を掴む仁叉。
「今の空羽を捨てちゃう。」
「は?捨ててくれるなら捨ててくれ」
「そお言う男な空を壊す。」
(あ、この眼は)
膝から下りようとする無花果の腕を掴む。
「昔は、よくこうやってイロイロ教えてたね」
「いっ・・・・・・・・・!!」
短い髪を、掴み上げる仁叉。
「次からは、こう喋って。‘俺’じゃなくて‘私’。」
「なっ・・・・・・・・んで、」
「気が短いの知ってるよね?」
(じんざはおれをどうしたいんだ)
頬に痣を作り、無花果の体はベッドに沈んだ。
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「あぁ?何でそうなる」
「顔が物語ってる」
「五月蝿い。」
ぐいいとネクタイを絞める無花果。
「そこでさぁ。空羽ね。」
無花果の肩を掴む仁叉。
「今の空羽を捨てちゃう。」
「は?捨ててくれるなら捨ててくれ」
「そお言う男な空を壊す。」
(あ、この眼は)
膝から下りようとする無花果の腕を掴む。
「昔は、よくこうやってイロイロ教えてたね」
「いっ・・・・・・・・・!!」
短い髪を、掴み上げる仁叉。
「次からは、こう喋って。‘俺’じゃなくて‘私’。」
「なっ・・・・・・・・んで、」
「気が短いの知ってるよね?」
(じんざはおれをどうしたいんだ)
頬に痣を作り、無花果の体はベッドに沈んだ。
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