+Black Blood.

「ッ、ぁ?!」



零の動きが変わった事に少し震えた無花果。




「無花果、好きだ・・・・・・・・・」


「っ・・・・・・・・・・・!!!!は・・」




(零と)

(融けあって)

(混ざり合って)

(・・・めちゃくちゃに)


「っくぅ・・・・・・」




溜まった涙が目尻から零れ落ちた。




「はぁッ・・・」

「ぃ、あぁ・・・・・・・・・・ッ」



零が、掻き乱す。

無花果の奥を、掻き抱いて、



「無花果、可愛い。」

「っまた・・・そんな事、」




その表情は、恍惚。




(俺に苦しんで、痛がって、喘いでる。

・・・・・きれい、)



「ーッ・・・・・・!!」


はぁあ、と息を大きく吐く。


(い、たい・・・・・)




また、シーツを強く握った。







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