+Black Blood.
□ □ □
「ね・・・・・・っ、りゅ・・・・・、ぅ・・・教えてよ、」
「んん?今はそんな時間かぁ??」
髪を、かき上げられる。
露になった首に、キスを落として。
「っ・・・・・・・・・・・・・ひ、!!!」
目を、無意識に瞑った。
シーツを握り、その渦に飲み込まれないように、必死に耐える。
「ッ・・・・」
汗が、垂れた。
「そらう・・・・・・・・・」
「龍、」
彼女の胸元の雫が光る。
「龍、痛い・・・・・・・・・・・・・・」
「空は体が小せぇから・・・・・・」
がり、と繋がった時に甘く爪を立てるのは彼女の癖。
龍、と呼ばれた男は知っていた。