+Black Blood.

「でもまさかこんなちっこいのがあんなエグい事やってたなんてなぁ」


「関係ないだろ、」



首を、正面の牢に向ける無花果。





「・・・・・・・・・・・・・・・今日は、寝る。」





ポツリと、呟いた。




「そんな時もあるのか。最近まで寝れるかとか言ってたくせに」


「・・・・・・・・疲れた・・・。」




ガタン、。


意識が吹っ切れた様に床に倒れた。



(気ィ失った・・・・・?)



そして、零も正面の牢を見た。



「・・・・!」





暗闇で、妖しく光っている眼。




「あれ、お兄さん起きてたのかよ?」


「ソイツに手ェ出したらブッ潰す」


(即答・・・・・)



くい、と親指を下に向けたのが分かった。



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