+Black Blood.
「邪魔するぜぇ~イ」


ドカン、と真っ白の扉を蹴りながら開けたロク。


(思えば俺意外全員髪長いんだよな。特にゼロは長年牢屋に居る感あるし)



茶髪の髪のナナオ。
妙に長い。

毛先が金色などの変な色が混じっているロク。
襟足が人より長い。

黒髪のゼロ。
肩につくんじゃないかと言う位の長さ。



(長罪犯したやつらか・・・・。少なくとも俺よりは罪が重いか・・・・?)



ス、と部屋の中に入る。



バタン。



「やあ元気かい?一桁ナンバーの皆さん。」


「ちょお元気~。だから出せや」


ロクがどっかりと人数分並べられた椅子に座り込む。



机の向こうは白髭の、宗石刑事長。

その周囲に取調べの立島刑事、金髪巡察官ロイ。




「今日はある人間から依頼が来てね。2人。ボディーガードに欲しいと来たんだよ」



「2人ぃ?!冗談じゃない、3人しか居なくなるぜぃ」


「ロク黙れ」


「期間は1ヶ月。相手は有名な財閥グループだな」


カツコツ、と宗石刑事長がペンで机を叩く。



「だれか立候補者は?


かなりハイレベルだが・・・・・・


前回の4号のように失敗はして欲しくないのだが?」



ガンッ、とナナオが机を叩く。



「シンはッ・・・・・・・!!!!失敗する訳が無い!お前らが始末したんだろ?!」

「ナナ、落ち着け」


ロイがその腕を止めた。

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