+Black Blood.


・・・・・・・・ガチャーン・・・・



「天馬ァ!3分で出てきたぞ!」

「いんや7分だ」

「どうでもいい早く開けろ」

「ちゃんと服着て来いよ」

「着てるに決まってんだろ」


カチャン。



「出ろ



ってうわっ・・・お前頭濡れてる、」



「気にすんな髪位」

「ちょ」


天馬は横をすり抜ける無花果の腕を掴んだ。


「何だよ。気が済んだんじゃねぇのかよ」

「まだ。やりたい事があるっつたろ。こっち来て」

「ああぁあ?まだあんのかよ」


ズルズルと、次は隣の部屋に連れて行かれる無花果。




「・・・・・・・あ、そうか・・・・・
イヤ良いや。座って」


連れて行かれた部屋は、色々な種類の美容道具がある小物部屋だった。


「はあ?お前何の趣味なんだよ」

「さあ?あのさ、ちょっと脱げよ」

「あぁ?!」

「んで、着替えて。」

「何でだよ!しかも何だこの気色悪い服」

「まあまあまあ。早くしろって」






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