+Black Blood.
tease.
5
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ダンッ・・・・・・・・
広いロビーに、乾いた音が響いた。
「律・・・・・・・・てめえアイツをどうするつもりだよ」
「れ・・・・・イヤ、零?手を離せよ。此処では仮にも使用人の立場だろ?」
チッ、と舌打ちをして手を離すゼロ。
「無花果・・・・・だっけか。
アイツ面白ェししばらくは仲良くするつもりだけど?」
「アイツは・・・・」
「知ってるよ。忘れる訳が無いだろ?
ゼロくん、こっちの部屋に来て。」
眉間に皺を寄せ、これまでに無い不機嫌な顔で後に着いて行くゼロ。
(無花果がコイツ嫌いなのも納得だぜ)
もう一度、舌打ちをしてから案内された部屋に入った。
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